額から汗が雫になってこぼれる。
アスランは自分自身の緊張に初めて気づく。
「カガリ…痛いか?…」
「…ぅ……」
ゆっくりと腰を引くと挿入時と同じくらいの快感が押し寄せる。
狭い膣は収縮を繰り返し、たまに強くアスラン自身を締めつける。
「ぁ……ぃやっ…ふぁっ!」
「こん…な…ハァ…カガリ…っ」
まだ挿入したばかりだというのに吐精感を覚え、アスランは驚いて苦笑した。
耐えられると思った。
カガリを自分の色に染めて、想いを返してもらうまで、練り上げた計画をじっくりと遂行する―…
そう決めたはずなのに、カガリの声に、乱れた姿にあっけなく陥落した。
そうなってしまった今、自分だけが快感を受けて達するわけにはいかない。
できるならカガリにも同じ絶頂を感じてもらいたい。
カガリの中で一層大きさを増した自身をなんとか抑えながら、、角度を変えたり、強弱をつけて腰を振り、カガリの悦がる場所を探る。
ぱんぱんと音が鳴るように打ち付けると、カガリの声が変わった。
「ふぁっ…っあ!ぁぁっ!ぃやああっん!」
「カガリ…これがイイんだ?…」
「ひぃぁっ!ぁぁぁっ…ぃぁぁあ!んっ…」
激しい律動に、蜜がとめどなく溢れアスランの下腹部まで飛び散る。
膣内の締め付けが更に強くなって、アスランを昇天まで追いつめる。
「ぁ…ハァ…カ…ガリっ……もうっ」
「ふぁんっ!ゃぁぁああーっ!あんぁぁっ…」
激しい律動でガタガタと机が音を立てる。
もしかしたら隣の部屋の友人にこの音やカガリの喘ぎ声が聞こえてしまっているかもしれない…
そんなことを思いながらもアスランはカガリの腰を抑えて獣のように腰を振るった。
ドクン、と体中の熱が一気に放出される。
「…うっ…イ…ッ…」
「ああっ!ふゃぁぁぁああんっ…!」
「ふ、はぁ…はぁ…カ…ガリ……」
「んぁ…ぁ………」
ぴくぴくと震えるカガリを強く抱き締めてアスランは残りの欲を吐き出す。
カガリも大きく背中を仰け反らせる。
虚ろな瞳に涙が溜まり、あられもない姿のカガリ。
アスランはカガリをぎゅっと抱きしめて、そのまましばらく肌を寄せていた。
眠ってしまっていたのだろうか。
目を開けたカガリはしばらく状況が理解できなかった。
「……ん…あ…」
狭い部屋にアスランと二人。
ゆっくりと記憶が蘇る。
「カガリお疲れ、時間だ。」
椅子に座って呆けているカガリにアスランが優しく微笑んで、静かに実験終了を告げる。
「あ、うん…いっ…っ…あ…?!」
立ち上がろうとしたカガリを鈍い痛みが襲う。
腰の下辺り…、内部に違和感がある。
(な、んだ・・・?)
思わず、よろけそうになったカガリをアスランが支える。
「大丈夫か?今日はもう帰って休んだ方がいい」
「…ん、なんか薬、合わなかったみたい…だな…」
全身がダルい。1時間前は体調は良かったはずなのに…
「カガリまた明日」
「ぅん…また…」
「あ、忘れてた」
ふらつきながらドアに向かうカガリを抱き寄せて、アスランは唇を奪った。
「なっ…?…ぁ…ふ…」
口内を一周舐め回されてカガリは目を見開いた。
(この…かんじ…)
瞬間―、
曖昧だった記憶が蘇る。
今のようにキスをされた、
首や胸元を触られて、
椅子から机上に運ばれて、
そして…
(いや・・・、わたし・・・)
大きく脚を開いてアスランを受け入れた…
「や、やだっ!!…はなせっ!…」
記憶が戻って混乱し始めたカガリをアスランは抱き寄せる。
「カガリ…。君が好きなんだ、だから…」
「すき…って…。だからって…あんな!…」
「もう君は俺のものだ。カガリ…」
「ア、アスっ…やめ…ろっ!」
「カガッ…!」」
もう一度口付けを落とそうとするアスランを振りほどいて、カガリは逃げるように部屋を飛び出した。
体が、覚えている…
体を開かれて、濡らされて、陵辱された、その記憶を。
つづく・・・
★
逃げられた・・・
カ━ガ━Σ(゚Д゚|||)━リ━!!
↑ ザラオ氏。
まだ、実験初日なんですよ・・・
あと2日実験があって、その後【合コン編】。
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