1.先生×生徒ガラッ―
「先生…?」
「アスハ、待ってたよ。」
「わたし、呼び出されるほどテスト悪かったか?」
「君は36点だ。いいわけないだろ…」
はぁ、とアスランはため息をついた。カガリはそれに反応する。
「悪いのはわたしだけじゃないだろうっ!!」
どうして自分ばかりが呼び出されるのか、そう反論しようとしたが目の前のアスランは笑っている。
「な、何がおかしいんだ?!」
クスッ
「だって、こんなこと全員にするのか?」
アスランはカガリの腕をぐっと掴むと、カガリに顔を近づける。
「ちょっ…」
キスされる、と思ったけど唇を避けてふっと首筋に熱いものが触れる。
首筋を下からツーッと舐め上げられて背筋に刺激が走る。
「んー、いい反応…」
ビクッと体を震わせたカガリに気をよくしたアスランは、制服のリボンをシュルシュルとはずす。
「せんせいっ、やだっ…」
真っ赤な顔で拒否するカガリ。
そうやっていつも嫌がるそぶりを見せているが、結局はアスランの欲をそそるだけで―…
「嫌?」
「うん…」
「そう… でも、ウズミさんに言われてるだろ?“先生の言うことはしっかり聞きなさい”って・・・」
「それはっ お父様はアスランに騙されて・・んっ・・」
アスランが家に来て勉強を教えてくれた時、父親はすっかりアスランの演技に騙された。
カガリもアスランが“キラの親友”だった頃は今の父親と同じように思っていた。
誠実で勤勉な人だと・・・
「んっ・・・ふうっ・・ん」
言葉を塞がれて、与えられる温かさ、快感に思考は停止する。
いつも・・ こうして熱いキスをされればそれ以上逆らえなくなってしまう。
「やだっ…」
「さっきカガリが嫌って言うからこうしたんだよ…」
「だって… こんな」
数学教師のアスランに与えられている小部屋。
カガリは木製の椅子に深く座らされて、肘掛けに脚を乗せて、秘部をさらけだしている。
薄暗いとはいえ、あまりの恥ずかしさに涙が出る。
「んっ…ふぅっ…」
アスランに見られているという意識が溢れる蜜を煽る。
「や…だっ…アスっ…」
「カガリ… 嫌だって言うから俺は触ってないよ?カガリが自分で…」
「やぁっ…言うなっ…」
アスランはカガリの細い手首を軽く掴んで上下に動かしているだけ。
ぷくっと膨らんだものに刺激を与えているのはカガリの指だった。
聞こえる水音と、
温かく粘りのある液を確かに指に感じる…
「ぁふっ…んっ…いやぁ…んんっ…」
「まだ嫌なの?そうは見えないけど…」
最初はカガリの指が一番感じる箇所へ当たるように導いていたアスランの手は今手首を支えているだけ…
「カガリ… 気持ちいい?手も腰も動いてるよ…」
「そっ…んな…あっ…はんっ…」
カガリは既に白いまどろみへと踏み込んでいるけれど、恥ずかしさから自然に両足が閉じてしまいそうになる。
「だめだよ、カガリ。ちゃんとこうして・・」
途端に内股に手をかけられグイッと開かれる。
「やぁっ!・・・」
刺激に敏感になっていて、愛撫のために触れられたわけじゃないのに激しい快感としてカガリに伝わる。
カガリがこうして自ら秘部をさらす行為ができるようになったのはアスランの努力のたまもの。
涙を瞳いっぱいに溜めながらも脚を閉じないように耐えるカガリの姿はいつになく卑猥で、可愛くてたまらない。
アスランの雄はくるおしいほどの喜びを感じてズボンの中で誇張している。
今すぐにでもカガリの中に入って、ひとつになりたい―
そう思うけれども、‘愛しいカガリをもっと鳴かせてみたい’
今日はその願望の方が強かった。
「アス・・・もう・・」
恥ずかしそうに何かをねだるカガリ。
「だめだよ、まだ。俺にも味わせて・・」
カガリが自身の指で誘い出した蜜がテラテラと光っている。
アスランは赤く膨らんだ場所に舌を這わせる。
ゾワッ
「きゃうっ・・あっん・・あん!・・」
自分の指でさんざんいじって快感を味わったのに、アスランのくれる快感はまた格別。
カガリはいっそう甘い声を響かせる。
カガリの愛液とアスランの唾液がひとつに溶け合いぴちゃぴちゃと卑猥な音を奏でる。
「やだっ・・そんなとこ・・」
「いつも舐めてるよ?今さら・・
カガリの甘くておいしいよ。」
「んっ・・あっん・・はぁっ・・」
アスランの舌が触れるたびにビリビリと刺激が背中に走る。足を閉じないように支えている手の温もりさえもカガリには快感として伝わる。
アスランと肌を重ねる度に確実に増していく感度。体を悦ばせるその流れに身をまかせれば更なる高みに行けるような気がするけれど、怖い―・・・
自分が保てなくなってしまいそうで。
そんなことを考えながら必死に耐えているカガリを見て、アスランは今日こそは、と思う。
両眉を寄せ、涙を溜め我慢しているカガリは間違いなく“女”の顔をしている。
「カガリ、我慢しないでいいから・・・」
「え・・?」
アスランの言葉の意味が分からずカガリは戸惑う。
一瞬、いつものカガリに戻ったのを微笑ましく思ったアスランだが、腿の付け根にあてている両手にぐっと力を入れ、再び舌を這わせた。
「あぁんっ!!」
舌で丹念に蕾を舐めまわし、唇を這わせて少し強めに吸う。
同時に、何かを求めてヒクヒクとしている膣に指を差し入れた。
くぷっと音を立てて溢れている蜜が指を奥へといざなう。
「・・はんっ・・あんっ・・ああっ・・やっ・・・」
アスランの舌と指は這い回り、的確にカガリの敏感な箇所を捉える。
ぴちゃぴちゃ
ぐじゅっ じゅぽっ
「ああんっ!・・・あ・・・あぁぁっ・・・」
びくんっと体を震わせてカガリは達した。
はぁはぁと荒い息をしながら白濁した意識の中でまどろむ。
「カガリ・・・ たくさん出てる・・」
アスランの指をきゅっと捕まえていた肉肌は、ゆるりと入り口を広げ、蜜をあふれ出している。
カガリが腰掛けていた椅子にはどろりと愛液が流れていた。
アスランは溢れ出る蜜をすくうと、口に運び、ぺろりと舐める。
「やだっ、そんなの舐めるなよっ」
「カガリのだから・・おいしい。」
「もう・・やだっ」
「たくさん出したから、今日は合格。」
今までのぼりつめる一歩手前で我慢してしまったカガリは今日は自分の手によって確かに登りつめた。
それが嬉しくてアスランの口は緩む。
(これからもっと教えていかないと・・・)
カガリの顔に唇をそっと重ねて、頬につたう涙を拭った。
「アス・・ラン・・・」
「今日は合格だけど、次のテストで80点以下だったらまた追試だからな・・」
「はちじゅぅっ?!」
「ん?無理か?」
「・・・無理じゃない。やってみせる。」
「そうか、がんばれよ。楽しみだ。」
これまでにカガリが80点以上採れたことはない。
次の追試も確実なわけで・・・
END
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